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「ああ、長太郎。もう、駄目だ。船から、落ちてしまう。怖い、助けてくれ。」
宍戸が、そう脅えたような声を出す度、鳳の砲身は、彼の尻に締め上げられた。
恐怖と興奮が、宍戸の尻の締まり具合を余計に良くしているのだ。
たまらず、鳳は、うめき声をあげていた。
「宍戸さん! 俺のモノが締められて苦しがっています。
……こんなにされたら。俺、すぐに出てしまいますよ! 」
鳳は、苦しそうに、そう言うと、さらに宍戸の内部へ深く挿入するために、宍戸の両腕を掴み、
窓枠から引き離した。宍戸は、突然、鳳に、後ろ手に拘束されるようなスタイルにされてしまった。
鳳の胸元へ頭をのけぞらせるような姿勢になり、尻はさらに、鳳に対して突き出す形となり、
深く奥を突かれていた。
「うわあああああ! 長太郎ッ!! 」
窓枠に掴まって耐える事もできず、宍戸は、鳳に腰を打ちこまれるままに、上下、左右へと
身体を揺さぶられていた。
川面では、花火を打ち上げる爆発音が絶えず、続いている。
宍戸の頭の中でも、花火のような白い閃光が走り、耳鳴りのような轟音が響いていた。
自分は、間もなく、イクのだ。
このような人目のある場所で、射精してしまう。
恋人に立ったまま、尻を突かれて、感じてしまったのだ。
「うわあ、長太郎! ……もう、無理。苦しい。下へ落ちる、落ちるッ!
あああ〜。もう、駄目だ!」
宍戸は、両目に涙を溢れさせると、限界まで身体を逸らせ、射精していた。
滑った白い液体が、窓枠へとかかってしまう。
しかし、勢いのある雫の大半は、窓を越え、船外まで飛び出してしまった。
まるで、花火が散るように、白い尾を引きながら、それは、夜空へと飛び散っていった。
「嫌だぁ。こんな……。こんな、恥ずかしい事……。何で、こんな……。」
そう言って、身体を震わせて泣きじゃくる宍戸を、鳳は優しく背後から抱きしめていた。
「宍戸さん、泣かないでください。イッタ時の宍戸さん、可愛かったですよ。
悪いのは、全部、俺ですから。どうか、泣かないでください。
まだ、花火大会のクライマックスは、これからなんですよ。せっかく来たのですから、
最後まで、楽しまないとね。」
鳳が示す通り、夜空を見てみると、そこには、赤い花や青い花が咲き乱れ、美しく夜空を
飾り立てていた。
「宍戸さん。俺も、まだ、これからなんですよ。
俺も、宍戸さんの中で、もっと気持ち良くなりたいんです。
一緒に、最後まで行きましょう。」
鳳が、優しい声でそう囁くと、宍戸の流した涙を手の甲で拭い、うっすらと笑ってくれた。
鳳のモノは、まだ、大きく天上へ向いたままだった。
宍戸は、それを見つけると、真っ赤に頬を染め上げた。
「長太郎。俺だって……。お前と一緒に気持ち良くなりたい。
ただ、怖いのも、恥ずかしいのも。俺は、嫌なんだよ。」
鳳は、うなづくと、宍戸の見ている前で、衣服を脱いだ。全てを取り去り、全裸になると、
仰向けに畳の上に横たわった。
「宍戸さん、これなら、どうですか? この姿勢なら、貴方からは、花火も見えるし……。
もう、怖くは無いですよね? 」
鳳は、宍戸の腰を抱き上げると、自分の身体を跨がせて、そのまま騎乗位へと持ち込んだのだ。
「宍戸さん。俺は、無理強いはしません。
今度は、宍戸さんの好きなように動いてみてください。」
宍戸は、最初、どうして良いのかわかならいので、呆然としていた。
しかし、鳳の股間から、大きく反り返ったモノがむき出してになっているのを見ると、
ゆっくりと震える右手で撫でてみた。
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